スズメの仲間、ハシブトガラスの野鳥図鑑です。

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水辺の鳥、スズメの仲間、ホオジロ科

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ハシブトガラス

【分類】
スズメ目、カラス科

【現れる時期による分類】
留鳥で、小笠原諸島以外の全国で、低地から山地まで幅広く分布する。

【全長】
56cm

【外観の特徴】
雌雄同色。
全身が光沢のある黒色。
ハシボソガラスに似るがやや大きく、くちばしが太く上くちばしが曲がっているところと、額が出っ張っているところで判別できる。
突然変異で白い個体が出現することもある。

【習性】
元来は森林に住むカラスであり、現在も山間部など森林地帯に広く分布しているが、近年日本では都市部において急速に分布を拡げた。
産卵期は4月頃で、主に樹林内の大木に木の枝などを用いた巣を作る。
その後約1か月は家族群で行動し、独立する。若鳥は約3年間群れで行動し、その後ペアで縄張りを構える。
夜間人が立ち入る事の無いよく茂った森に集団ねぐらをとる習性があり、冬期には特に多数が集まる。
寿命は飼育下では約20年、野生下では約10年とされる。

【鳴き声】
「カーカー」

【食性】
昆虫や木の実、動物の死骸、小鳥やネズミなどの生きた小動物など、あらゆるものを食べる。
特に脂質を好む。