チドリ目セイタカシギ科

セイタカシギ

一昨日、セイタカシギ狙いで ウトナイ湖に行ってまいりました。

ネイチャーセンターそばの駐車場に車を停め、
まずは近くの湖岸をチェックしましたが、姿が見えません。

代わりに挨拶をしてくれたのは、キビタキ。
新緑に、黄色い背中とオレンジ色の喉が目立ちます。

よし、それじゃあイソシギのデッキに行ってみよう。
木道を歩き始めてすぐに、ノゴマのさえずりが聞こえてきました。
込み合った枝の中で鳴いているノゴマの喉は、ハッとするくらい真っ赤でした。
チッ、チッ、という鳴き声と一緒に姿を現したのは、クロジ。
こちらがオスで‥

 こちらがメスです。

イソシギのデッキには、残念ながらセイタカシギがいませんでした。

 上空を1羽のトビが飛んでいるだけ。

鳥との出会いは運次第。
残念ですが、仕方ありません。

引き返す途中、木道近くでシマリスを見つけました。
笹でしょうか。
前足で器用に茎を持ち、美味しそうに食べていました。

そうだ、せっかくだからタオス池に行ってみよう。
ポカポカ陽気に誘われて、水浴びしている野鳥が多いかもしれません。

予想通り、林の中の池は小鳥達で大賑わい。

センダイムシクイや

 ハシブトガラ

ニューナイスズメ
それに後姿で恐縮ですが、アリスイも見えました。
前回のブログに掲載したエゾムシクイの写真も、このタオス池で撮りました。
池の周囲には、シジュウカラやメジロ、
アカハラ、アオジ、アカゲラ、クロツグミなどの野鳥がいました。
突然、湖岸から妙な鳴き声が聞こえてきました。
何だろう。
気になったので、もう1度湖岸に向かうことにしましたが、
決断がちょっぴり遅かったみたいで、途中で声が聞こえなくなってしまいました。
でも、湖岸に引き返してよかったんです。
なにしろそこには、セイタカシギがいましたから。
セイタカシギは、全部で5羽いました。
赤くて長い足は 気を付けないとポキンと折れそうなくらい細くて、
とても華奢な鳥に見えました。
細いくちばしを水中に入れ、夢中で餌を食べています。
あ~、満足。
じゃあそろそろ、おいとまするとしますか。
ネイチャーセンターの前で、レンジャーさんにお会いしました。
そこで先ほどの奇妙な声の主が、ユリカモメだったことが判明しました。
丁寧な対応をして頂き、感謝、感謝です。
センターの中に入ってゆっくりしたかったのですが、他にも予定があったので
後ろ髪を引かれながらウトナイ湖をあとにしました。
帰り際に見つけたアカゲラ(メス)
少しして、中からオスが出てきました。
もしかしたら抱卵中なのかもしれません。
いよいよ、子育ての季節ですね。
ウトナイ湖(サンクチュアリ周辺)で、記事に出てきた鳥の他にも
キジバト、ベニマシコ、オオジシギ、ヒヨドリ、オジロワシなどの野鳥を見ました。
撮影日 2013/5/19
撮影場所 苫小牧

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