3日ほど実家に戻っていました。
秋の気配の漂う北海道は違い、愛媛はまだ夏の盛り。
まとわりつく湿気が気を重くしましたが、それでも故郷は居心地のいいもの。
雨の合間を縫って近所を散歩中、ハグロトンボを見つけました。
真黒に見えた羽は、よく見ると紫がかっていました。
何本もの黒い筋が入っています。
光の加減で、青味が強かったり、赤味が強かったり。
草の葉にとまって、ゆっくり羽を閉じたり広げたりを繰り返します。
つくづく優雅で美しいトンボです。
オスの腹部は光沢のあるエメラルドグリーン。
もう少しいい背景で撮りたかったな‥。
通りすがりの年配の女性に
「何を撮ってるんですか?」 と尋ねられたので、
「 トンボを撮ってます。 ホントにきれいですよね。」
と答えると、
「 そういう目で見ると、トンボもきれいに見えるのかもしれませんねぇ。」
と返事が返ってきました。
今にも降り出しそうな灰色の空。
誰かが種を蒔いたのか、雑草に混じって青い朝顔の花が咲いていました。
撮影日 2014/8/31 ・ 撮影場所 道外