4日ほど前の早朝 長都沼に出かけました
厳しい冷え込みのあった あの日です
家を出たときはなんでもなかったのに 千歳に入る手前で急に霧がかかってきました
雪原を這うように霧が流れ込む 幻想的な風景
路肩に車を停め 何枚か写真を撮りました
北国ならではの美しい風景でした
低く垂れこめた霧は 沼に近づくにつれどんどん濃くなり
沼ではほとんど視界が利きませんでした
白い霧の中からマガンやヒシクイ ハクチョウの鳴き声が聞こえてきます
双眼鏡を使って 霧の中を覗きます
対岸にマガンらしき群れが休んでいるのが ぼんやりと霞んで見えます
それらが急に騒ぎだし 沼の中に次々と飛び込んでいきます
目を凝らすと そばをキタキツネが早足で歩いているのが見えました
猛禽が霧の中を 見え隠れしながら低く飛んでいます
オオタカ?
岸辺に立って霧の晴れるのを待ちました
少しずつ霧が晴れてきました
ミコアイサが慌てて逃げて行きます
霧が晴れて 近くに人が居るのに驚いたのでしょう
先にこちらが気づいていれば 写真を撮れたかもしれませんが
野鳥には敵いません
上空はよく晴れていて 高く飛ぶ鳥はどれもはっきりと見えました
昨日ウトナイ湖で会った人に
「 朝長都沼に行ったけれど もうマガンの姿はなかった 」 と聞きました
日に日に変わる野鳥の姿
季節が移り変わってゆきます
ゆっくりと 着実に
撮影日 2015/3/15 ・ 撮影場所 千歳市