水辺の鳥、タンチョウの野鳥図鑑です。

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水辺の鳥、その他

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タンチョウ

【分類】
ツル目、ツル科、ツル属

【現れる時期による分類】
留鳥。

【全長】
125cm~152cm

【外観の特徴】
全身の羽衣は白い。
眼先から喉、頸部にかけての羽衣は黒い。
次列風切や三列風切は黒い。
頭頂には羽毛がなく、赤い皮膚が裸出する。
タン(丹)は「赤い」の意で、頭頂に露出した皮膚に由来する。
虹彩は黒や暗褐色。
くちばしは黄色や黄褐色で、長い。
後肢は黒い。
気管は胸骨の間を曲がりくねる。
幼鳥は頭部から後頸などの羽衣が黄褐色で、雨覆や初列風切の先端、次列風切や三列風切が黒褐色。

【習性】
湿原、湖沼、河川などに生息。
冬季には家族群もしくは家族群が合流した群れを形成。
オスが長く1回鳴いたあとに、メスが短く2~3回鳴くことを繰り返し、これにより縄張りを主張したりペアを維持する。
日本の個体群と大陸産の個体群は鳴き交わしに差異がある。
繁殖期に1~7平方キロメートルの縄張りを形成。
湿原や浅瀬に草や木の枝などを積み上げた直径150cm、高さ30cmに達する皿状の巣を作る。

【鳴き声】
オスは「クッ クッ」「コー」、メスは「クァッ クァッ」「カッカ」。
幼鳥は「ピィピィ」。 警戒時は「カカカカカ」。

【食性】
昆虫、甲殻類、貝類、魚類、カエル、植物の茎、種子などを食べる。