タカの仲間、ミサゴの野鳥図鑑です。

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猛禽、タカの仲間、タカ科

  • ミサゴ
ミサゴ

【分類】
ミサゴ科、ミサゴ属

【現れる時期による分類】
留鳥。
北日本では冬季に少なく、南西諸島では夏に少ない。
西日本では冬季普通に見られる鳥だったが、近年やや数が減少している。
北海道では夏鳥として渡来。

【全長】
54~64cm

【外観の特徴】
雄雌ほぼ同じ色彩。
背中と翼の上面は黒褐色、腹部と翼の下面は白色。
顔も白く、眼を通って首に達する太い黒褐色の線が走る。
後頭部に小さな冠羽がある。
くちばしは黒く、脚は青灰色。
足の外側にある魚を捕らえるための棘、反転する第1趾、鼻孔の弁、密生し油で耐水された羽毛がある。

【習性】
海岸に生息するが、内陸部の湖沼、広い河川、河口等にも生息する。
水面をゆっくりと低空飛行し獲物を探す。
春・秋の渡りの季節には長野県などの内陸部を移動する個体が観察される。
単独かつがいで生活する。
5–7月に水辺の岩や樹上に木の枝を組んだ巣を作る。

【鳴き声】
「ピョッ、ピョッ」「チョチョチョ」など。

【食性】
肉食性で主に魚類を食べるが、爬虫類、鳥類、貝類を食べることもある。
獲物を見つけると素早く翼を羽ばたかせて空中に静止するホバリング飛行を行った後に急降下し、水面近くで脚を伸ばし両足で獲物を捕らえる。
和名の由来は様々な説があり水を探るが転じたとする説や、獲物を捕らえる時の水音が由来とする説等がある。