
- スズガモ
【分類】
カモ目、カモ科、ハジロ属【現れる時期による分類】
冬鳥。
東京湾、藤前干潟などでは毎冬大群が見られる。
北海道東部では夏でも観察される。【全長】
オスが約46cm、メスが約43cm【外観の特徴】
小型の潜水ガモ類であり、成鳥はくちばしは灰青色で目は黄色。
くちばしの基部に白い斑がある。
オスは黒い頭で緑の光沢がある。
メスは全体的に褐色。
キンクロハジロと配色が似ている。
名前の由来は、飛ぶときの羽音が金属質で鈴の音に似ていることから。【習性】
越冬期には、主に内湾など波の静かな海に大群で生息する。
小数の群れで海や海に近い湖沼等にも分布。
繁殖地は湖や沼、湿地。
巣は水辺の草むらや藪の中、岩の間に作り、しばしばコロニー状に営巣する。
カモメやアジサシ類のコロニー内に営巣することもある。【鳴き声】
「ゲー」「ガー」【食性】
潜水して採食。
頭から水中に1分近く潜ることもある。
アサリを始めとする貝類などを食べるが、水草を食べることも希にある。
昼間のみならず、夜間も採食する。
貝類を採食する時は、貝殻ごと丸呑みにし砂嚢で消化する。
このため、体内に強力で大きな砂嚢を持っている。