シギ・チドリの仲間、ハマシギの野鳥図鑑です。

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水辺の鳥、シギ・チドリの仲間、カモメ科、シギ科、チドリ科

  • ハマシギ
ハマシギ

【分類】
チドリ目、シギ科

【現れる時期による分類】
旅鳥または冬鳥。全国各地に渡来。
日本で最も多く見られるシギ類の種のひとつ。
調査により日本に渡って来る種は、大部分がアラスカ北部で繁殖した群れであると推定されている。
2011年11月2日の藤前干潟の調査で、約1,500羽の飛来が確認された。

【全長】
約21cm

【外観の特徴】
雌雄同色。
くちばしと足が長い。
冬羽は灰白色の細かいまだらもようだが、夏羽は頭と翼が赤っぽく、腹が黒くなる。
近縁種のうち、夏羽で腹が黒いのはハマシギだけなので、この時期は近縁種とも区別しやすい。

【習性】
干潟や砂浜、河口、水田等に生息。
数万羽に及ぶ大群を作る習性がある。
大群は毎年ほぼ同じ個体で構成されており、群れの間での交流はほとんどない。

【鳴き声】
「ビーウ」。
ディスプレイ時は「ジュリー ジュリー」。

【食性】
水生昆虫、ゴカイ類、ヨコエビなどの甲殻類を食べる。
水につかるところで採食。
砂泥地からついばんだり、泥の中にくちばしを入れて食べる。