- イソシギ
【分類】
チドリ目、シギ科【現れる時期による分類】
留鳥。もしくは夏鳥。夏季に九州以北に周年生息するが、本州中部地方以北では冬季になると越冬のため南下する。【全長】
20cm【外観の特徴】
上面は灰褐色で覆われ、羽毛の軸に沿った斑紋は黒い。
下面は白い羽毛で覆われ、胸部側面に羽角にかけて白い部分が切れこむ。
顔から胸部にかけて灰褐色の斑紋が入る。
眼上部にある眉状の斑紋は白く、くちばしの基部から眼を通り後頭部へ続く暗色の筋模様が入る。
風切羽上面には白い斑紋が入り、飛翔時には帯状に見える。
くちばしは暗褐色。
後肢は短く、黄緑色や黄褐色。
幼鳥は上面を覆う羽毛の外縁が黄褐色で、淡色部。【習性】
主に河川や湖沼の周辺に生息。
非繁殖期には干潟や岩礁海岸にも生息。
渡りの際は小規模な群れを形成するが、冬季は単独で生活。
静止時や歩行時には尾羽を頻繁に上下に動かす。
短距離を飛翔時には翼を下げたまま先端を振るわせて飛翔。
繁殖期には縄張りを形成。
水辺の草原にある植物の根元などに浅い窪みを掘り枯草などを敷いた巣をつくる。
雛は孵化してから26~28日で飛翔。【鳴き声】
「ツイッ」「チリリー」【食性】
主に昆虫を食べるが、甲殻類、軟体動物も食べる。
獲物は水辺を徘徊したり泳ぎながら捕食。