- シロカモメ
【分類】
チドリ目、カモメ科【現れる時期による分類】
冬鳥。【全長】
71cm【外観の特徴】
雌雄同色。
セグロカモメより大きい、大型のカモメ類。
4年で成鳥羽になる。
成鳥夏羽は頭部から体の下面は白く、背中や翼の上面は淡い青灰色。
冬羽では頭部から胸に褐色斑がある。
くちばしは黄色で、下くちばし先端に赤い斑がある。
足はピンク色。
幼鳥は全身が淡い褐色で、成長するにつれて体が白色化していく。
また、背や肩羽に青灰色の部分が混じりだす。【習性】
繁殖期は、海岸付近や、河口、やや内陸に入った場所にある淡水湖などに生息する。
あまり内陸深くに入らない。
非繁殖期は海岸や港湾で見られるが、外洋に出て行くことはあまりない。
繁殖期、非繁殖期とも群れで生活していることが多いが、日本への渡来は単独または小群で、他のカモメ類と混群を作っていることが多い。
砂地や海岸の岩の上、草地などに枯れ草や海藻を敷いて営巣。
繁殖時はコロニーを形成することが多い。【鳴き声】
「ミャオー」「クワー」【食性】
動物食で、魚類、甲殻類、海鳥の雛のほか、海獣の死骸なども食べる。