- ソリハシシギ
【分類】
チドリ目、シギ科【現れる時期による分類】
旅鳥。
春は4~5月ごろ北へ渡る途中に渡来し、秋は8~10月ごろ南へ渡る途中渡来する。
秋の方が個体数が多い。【全長】
22~25cm【外観の特徴】
雌雄同色。
体に対して長く、上に反ったくちばしを持つ。くちばしの色は黒で基部は黄褐色。
成鳥夏羽は体上面が灰褐色、下面が白色で胸に灰褐色の斑がある。
足は短く橙黄色。
冬羽になると胸の斑が無くなって体下面がより白くなり、足の色が淡くなる。
次列風切の羽先が白く、飛翔時には白い帯のように見えてよく目立つ。【習性】
非繁殖期には、主に海岸地方の干潟、浅瀬、砂浜、河口や海岸近くの水田に生息する。
内陸部の湿地で見られることはまれ。
非繁殖期は、単独か小群で生活する。
繁殖期は湿地、草原、ツンドラ地帯などに生息。
繁殖期は5~7月で、地上の窪みに営巣する。【鳴き声】
「ピリピリッ、ピーイピーイ」【食性】
砂泥地を活発に動き回り餌を探し、昆虫や小型の甲殻類を食べる。