- クサシギ
【分類】
チドリ目、シギ科【現れる時期による分類】
旅鳥として春と秋の渡りの時期に全国的に渡来するが、関東地方より南部では冬鳥として越冬する。【全長】
22cm【外観の特徴】
雌雄同色。
成鳥夏羽は、頭部から背中、翼にかけての体の上面が緑色味がかった黒褐色で、背と翼には細かい白い斑紋が散在する。
腹からの体下面と腰は白い。
くちばしは黒く、足は灰緑色。
成鳥冬羽は、体の上面が暗い灰褐色で、白斑が目立たなくなる。【習性】
非繁殖期は、湖沼、河川、水田、湿地に生息。
海岸に出ることはほとんどない。
渡りの時期でも群れは作らず、単独か数羽でいる。
繁殖期は湿地に生息する。
主に地上や倒木上に営巣するが、他の鳥類の古巣を利用することもある。【鳴き声】
「ツィツィツィー」、「チュリーチュリー」など。【食性】
主に動物食で、水深の浅い場所で、昆虫類や甲殻類、貝類などを食べる。
植物の種子を食べることもある。