- オオジシギ
【分類】
チドリ目、シギ科、タシギ属【現れる時期による分類】
夏鳥。【全長】
27.5-31.5cm【外観の特徴】
日本に飛来するタシギ属の構成種では最大種。
尾羽の枚数は16か18枚。
眼上部から後頭にかけて眉状に淡黄色の筋模様が入る。
上面や胸部を被う羽毛には羽軸に沿って暗褐色と赤褐色の斑紋が入り、羽毛の外縁は淡褐色。
胸部を除く下面は白い羽毛で被われる。
くちばし基部から眼を通り後頭部にかけて黒い筋模様が入り、過眼線が眉斑よりも細い個体が多い。
くちばしは長く、淡褐色で、先端が黒い。
後肢の黄緑色。【習性】
草原、湿原などに生息。
単独で生活するが、渡りの途中には小規模な群れを形成する事もある。
繁殖期には縄張りを形成。
オスは縄張り内を鳴きながら飛翔した後に尾羽を広げて羽音を立てながら急降下、という行為を繰り返して求愛する。
地表に枯草などを組み合わせた皿状の巣を作る。【鳴き声】
「ジューイジューイジューイ ジュウジュウ」【食性】
食性は動物食傾向の強い雑食で、主にミミズを食べるが、昆虫、種子なども食べる。