- ハクセキレイ
【分類】
セキレイ科【現れる時期による分類】
夏鳥、もしくは留鳥。【全長】
21cm【外観の特徴】
ムクドリよりやや小さめで細身。
他のタイリクハクセキレイ亜種より大型になる。
頭から肩、背にかけてが黒色または灰色、腹部は白色だが胸部が黒くなるのが特徴的。
顔は白く、黒い過眼線が入る。セグロセキレイと類似するが、本種は眼下部が白いことで判別できる。
セグロセキレイやキセキレイと同様、尾羽を上下に振る姿が特徴的である。【習性】
主に水辺に棲むが、水辺が近くにある場所ならば畑や市街地などでもよく観察される。
河川の下流域など比較的低地を好む傾向がある。
冬場は単独で、夏場は番いで縄張り分散する。
縄張り意識が強く、特に冬場は相手を追いかけ回して縄張り争いをする様子もよく観察される。
寒冷地では年1回、暖地では年2回繁殖する。
地上の窪みや人家の隙間などに、枯れ草や植物の根を使って皿状の巣を作る。
足を交互に出して素早く歩く。
夜は近隣の森などに塒を取る。【鳴き声】
地鳴きは「チュチン、チュチン」、飛翔時は「チチッ、チチチッ」と鳴く。【食性】
高いところに留まって採食に適した場所を探し、水辺や畑などに降りて歩きながら昆虫類やクモ、ミミズなどを食べる。