- イスカ
【分類】
スズメ目、アトリ科【現れる時期による分類】
冬鳥。【全長】
17~18.5cm【外観の特徴】
スズメよりはやや大きい。
オスは翼と尾羽は黒褐色で、ほかは暗赤色。
メスは額から背がオリーブ緑色で、体下面は黄色がかった白色、羽は黒灰色である。【習性】
主に針葉樹林内で生活。
非繁殖期は、数羽から10数羽の群れで行動。
群れの中には、まれにナキイスカが混じっていることがある。
樹木の種子や小さな昆虫をえさとする。
主に樹上で採餌するが、地上に降りて水を飲む姿がよく観察される。
マツ等の針葉樹の樹上に枯れ枝を材料としたおわん状の巣を作る。
たまごからかえって間もないひなは普通のくちばしをしているが、1~2週間経つと先が交差してくる。【鳴き声】
さえずりはチュッチュイチュピーピーなど。
飛びながらギョッギョッとも鳴く。【食性】
イスカのくちばしは左右互い違いになっており、このくちばしを使って、マツやモミなどの針葉樹の種子をついばんで食べる。