- コサメビタキ
【分類】
スズメ目、ヒタキ科、サメビタキ属【現れる時期による分類】
夏鳥。
夏季に九州以北に繁殖のため飛来。【全長】
13cm【外観の特徴】
和名はサメビタキより小型である事に由来する。
上面は灰褐色、下面は白い羽毛で覆われる。
体側面は褐色みを帯びる。
眼の周囲に不明瞭な白い斑紋が入り、眼先も白い。
くちばしはやや長い。
くちばしは黒く、下くちばし基部の色彩はオレンジ色。
幼鳥は上面や翼に淡褐色や淡灰色の斑紋が入る。【習性】
平地から山地にかけての落葉広葉樹林に生息。
群れは形成せず、単独もしくはペアで生活する。
繁殖期に縄張りを形成する。
日本では標高1,800m以下の落葉広葉樹林で繁殖する。
水平な樹上にウメノキゴケなどをクモの糸で付着させた樹皮やコケを組み合わせた皿状の巣を作る。【鳴き声】
さえずりは小さい声で「チ、チーチチヂョチーチジョ」など。
地鳴きは「ツィ-」。【食性】
樹に先に止まり、飛翔している昆虫などを目掛けて飛翔し食べる。