- ヒヨドリ
【分類】
スズメ目、ヒヨドリ科、ヒヨドリ属【現れる時期による分類】
留鳥、漂鳥。【全長】
27.5cm【外観の特徴】
雌雄同色。
尾は長めで、ムクドリやツグミより体型は細い。
くちばしは黒くて先がとがる。
頭部から胴体は灰色の羽毛に覆われるが、頬に褐色の部分があり、よく目立つ。
また、頭頂部の羽毛は周囲よりやや長く、冠羽となっている。
翼や尾羽は灰褐色をしている。
南に生息するものは、北に生息するものより体色が濃い。【習性】
里山や公園などある程度木のある環境に多く生息。
ツグミやムクドリよりも体を直立させてとまり、おもに樹上で活動するが、地上に降りることもある。
飛ぶときは数回羽ばたくと翼をたたんで滑空するパターンを繰り返して飛ぶため、飛ぶ軌道は波型になる。
繁殖期間が比較的長いことについては、捕食されるなど繁殖の失敗による再繁殖が多いことが一つとして考えられる。
木の枝上に外径 12~20cmの体の大きさに比べると小型の巣を作る。
高さ1~5mに営巣し、巣は椀形で、小枝、枯れつる、イネ科の茎、細根で作られ、産座には松葉やシュロの繊維、ササの葉などが粗雑に敷かれる。<【鳴き声】
鳴き声は甲高く「ヒーヨ ヒーヨ」など。【食性】
果実や花の蜜を食べる。
繁殖期は昆虫類も多く食べ、非繁殖期は果実を多く食べる。