- オオルリ
【分類】
スズメ目、ヒタキ科、オオルリ属【現れる時期による分類】
夏鳥。【全長】
16cm【外観の特徴】
オスの背中は尾も含め光沢のある青で、尾の基部には左右に白斑がある。
喉、顔は黒で腹は白い。メスは頭から尾にかけて背面が茶褐色で、喉と腹は白い。
胸と脇が褐色。
雄が美しい色彩になるには2~3年を要すると考えられる。
若鳥時代のオスの羽色はメスの羽色と似た茶褐色で、背面の一部と風切羽及び尾羽に青色が表れているだけ。
メスはキビタキの雌やコサメビタキなどに似ている。
コルリ、ルリビタキなど共に、「青い鳥」御三家。【習性】
低山帯から亜高山帯にかけての山地や丘陵に生息。
渓流沿いの岩壁や土壁のくぼみなどにコケを用いて巣をつくる。
なわばりを持ち、林の中の湖のほとりや、牧場と林の境などでも見られる。
繁殖期にオスは木の梢で豊富な声量でさえずる。
渡りの時期には市街地の公園でも観察される。【鳴き声】
地鳴きはクッ、クッ。
さえずりは、美しい声でゆっくりと「ピリーリー、ポィヒーリー、ピールリ、ピールリ、ジィ、ジィ」と鳴く。
雌もさえずることがある。【食性】
とくに渓流沿いのよく茂った森林に多く、飛翔している昆虫を捕食。
クモ類なども捕食。