- セグロセキレイ
【分類】
スズメ目、セキレイ科【現れる時期による分類】
留鳥、漂鳥。積雪地でも越冬する場合が多い。【全長】
20-22cm【外観の特徴】
頭から肩、背にかけてが濃い黒色で、腹部が白色で胸部は黒色。
ハクセキレイと見分けがつきにくい場合があるが、本種は眼から頬・肩・背にかけて黒い部分がつながるところで判別できる。
またハクセキレイやキセキレイと同様に尾羽を上下に振る姿が特徴的である。
雌雄ほぼ同色だが、メスは背中が雄に比べると灰色みがかっている。幼鳥は頭から背中まで灰色である。
「ジュジュッ、ジュジュッ」と鳴く。【習性】
主に水辺に住むが、水辺が近くにある場所ならば畑や市街地などでも観察される。
好む地形はハクセキレイに近いが、比較的河川の中流域などを好む傾向がある。
瀬戸内海の大きな河川の少ない地域では、海岸沿いの堤防・テトラポット上、干潟・砂浜で見られることも多い。
一年を通し、単独または番いで縄張り分散する。
縄張り意識がとても強く、同種のほかハクセキレイ、キセキレイと生活圏が競合する場合には追いかけ回して縄張り争いをする様子がよく観察される。
なお、他のセキレイと競合した場合に本種が強い傾向がある。
水辺の環境に依存しており、畑など乾いた場所での採食行動はあまり見られない。
夜は近隣の森などに塒を取る。
通常は年1回繁殖するが、年2回繁殖することもある。
川岸の植物や岩の下、崖地の陰などに枯草などを用いて椀状の巣を作る。【鳴き声】
飛翔時に鳴き、地鳴きは「ジュビッ、ジュビッ」などでハクセキレイに似るが濁るところで判別できる。
さえずりも同様に少々濁って聞こえる。【食性】
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