- コムクドリ
【分類】
スズメ目、ムクドリ科【現れる時期による分類】
夏鳥。北海道、本州北部で繁殖。
渡りの時期は本州中部以南の地域でも見られる。【全長】
19cm【外観の特徴】
雌雄ともくちばしと脚は黒色。
オスは頭部から喉にかけてが淡いクリーム色で、頬から耳羽後方にかけて目立つ茶色の斑がある。
背中や肩羽、翼は黒色で、体の下部はややくすんだ感じの淡いクリーム色。
メスは、頭部から胸にかけてが灰褐色で、頬に茶色の斑はない。【習性】
平地から山地の明るく開けた林に生息する。人里近くでも生息。
繁殖期にはつがいで生活するが、渡りの時は群れを作る。
秋の渡りの方が群れは大きい。
少数の群れの時は、ムクドリの群れに混じっていることがよくある。
主に樹洞やキツツキ類の古巣に営巣するが、人家の屋根の隙間、石垣等に営巣したり、巣箱を利用したりもする。
巣の中には枯葉や落ち葉を敷く。【鳴き声】
地鳴きは「キュル キュル」、「ギュル ギュル」。
さえずりは「チ チ チ ピーキュル ジョイジョイジョイ」など明るい声と濁った声を混ぜながら早口で鳴く。【食性】
食性は雑食性で、樹上で昆虫類やクモを捕食したり、木の実を採食する。