- オオジュリン
【分類】
スズメ目、ホオジロ科、ホオジロ属【現れる時期による分類】
夏季に北海道と東北地方で繁殖し、冬季に本州以南に南下し越冬する。【全長】
14.5cm【外観の特徴】
翼は赤褐色の羽毛で覆われ、黒い縦縞状の斑紋が入る。
オスの冬羽の頭部は赤褐色で、夏羽では喉にかけて黒くなる。
これは羽毛が生え換わるからではなく、冬羽の赤褐色の部分が摩耗し、より内側の黒い部分が表に現れてくることによる。
くちばしの基部から頬へ向かう斑紋は白い。
頸部から腹面は白く、顎線と繋がる。
背面は赤褐色に黒い縦縞が入る。
腹面は白い。オスの冬羽はメスに似るが、喉が黒い斑紋で囲まれる。
メスは頭頂部と頬が褐色、眼上部にある眉状の斑紋と頬線は黄褐色。
背面には灰褐色と黒の縦縞が入る。
腹面は灰褐色の羽毛で覆われ、体側面には褐色の縦縞が入る。【習性】
河川や湖沼周辺の草原や湿原等に生息する。
秋季や冬季は小規模な群れを形成し生活。
また地上を跳ね歩きながら餌を採食することもある。
繁殖期にはつがいで生活し縄張りを形成するが、巣は比較的集中して作られコロニー状になることもある。
草の根元等に枯草等を組み合わせたお椀状の巣を作る。【鳴き声】
さえずりはチィ チュチュチュ チュイなど。地鳴きはチュイーン。【食性】
種子、昆虫類等を食べる。
アシ等の茎に縦に止まり、葉の鞘を剥がし中にいる昆虫類を捕食。