- ジョウビタキ
【分類】
スズメ目、ヒタキ科【現れる時期による分類】
冬鳥として全国に渡来。【全長】
13.5～15.5cm【外観の特徴】
スズメよりわずかに小さい。
オスは頭上が白く、目の周りが黒いのが特徴である。
メスは頭が淡褐色でオスとは簡単に見分けられる。
胸から腹、尾にかけてはオスメスとも橙色をしている。
翼は黒褐色だが中ほどに白くて細長い斑点があり、ここで近縁種と区別することができる。
分類説によって、ヒタキ科もしくはツグミ科に分類される。【習性】
平地からの低山の明るく開けた林の中に生息。
冬の日本では人里や都市部の公園などでもよく見られる。
非繁殖期はオスメスともに単独生活を行い、縄張りを作って同種を排斥する習性がある。
異性個体や鏡に映った自分の姿にも攻撃を加えるほどである。
おじぎのような姿勢で鳴き声をあげて縄張り争いをする。
しかし人間に対する警戒心はわりと薄く、3～4mくらいの所に降り立つこともある。
樹洞、崖のくぼみなどに枯葉や苔を使って皿状の巣を作る。【鳴き声】
地鳴きは「ヒッ」や「キッ」「カッ」という声を組み合わせたもの。【食性】
昆虫類やクモ類などを食べる。
冬にはピラカンサなどの木の実もよく食べ、ヒサカキなど実をつけた木によく止まっている。
ヒタキ類のように樹上から飛び立ち羽虫を空中捕獲で食べる。