- センダイムシクイ
【分類】
メボソムシクイ科、メボソムシクイ属【現れる時期による分類】
夏鳥として、繁殖のため九州以北に飛来。【全長】
12.5cm【外観の特徴】
ムシクイ類は種毎の外部形態の差が極めて小さい。
上面は淡い緑褐色で覆われる。
下面は白い羽毛で覆われ、体側面から腹部にかけての羽毛は黄色や緑褐色みを帯びる。
くちばしの基部から正中線を通り後頭部へ続く筋状の斑紋は不明瞭な淡白色で、頭央線が後頭にしかない個体もいる。
眼上部にある眉状の斑紋は淡黄色で明瞭。
大雨覆には淡黄色の斑紋が入る。
上くちばしは黒褐色で、下くちばしはオレンジ色。
後肢の色彩は褐色。【習性】
落葉広葉樹林に生息。
群れは形成せず単独かペアで生活する。
植物の根元に枯れ葉などを集めた球状の巣を作る。
ツツドリに托卵の対象とされることもある。【鳴き声】
さえずりは「チィチョビー」、地鳴きは「ツィツィ」。【食性】
樹の上で、木の葉の裏にいる昆虫、節足動物などを食べる。