 
 
- シマエナガ
- 【分類】 
 スズメ目、エナガ科
- 【現れる時期による分類】 
 留鳥。九州以北に生息。
- 【全長】 
 12.5~14.5cm
- 【外観の特徴】 
 体長には長い尾羽を含むので、尾羽を含めない身体はスズメと比べるとずいぶん小さい。
 くちばしと首が短く丸い体に長い尾羽がついた小鳥である。
 目の上の眉斑がそのまま背中まで太く黒い模様になっており、翼と尾も黒い。
 肩のあたりと尾の下はうすい褐色で、額と胸~腹は白い。
 雌雄同形同色で外観上の区別はできない。
- 【習性】 
 おもに林に生息するが、木の多い公園や街路樹の上などでもみることができる。
 繁殖期は群れの中につがいで小さななわばりを持つ。
 非繁殖期も小さな群れをつくるが、シジュウカラ、メジロ、コゲラなどの違う種の小鳥と群れをつくることもある。
 また、非繁殖期にはねぐらをつくって小さなからだを寄せ合って集団で眠る習性がある。
 街中の街路樹がねぐらとなることもある。
 樹木の枝や幹のまたに、苔をクモの糸でまとめた巣を作る。
- 【鳴き声】 
 「ジュリリ、ジュリリ」「チーチー」など。
- 【食性】 
 木の上で小さな昆虫類やクモを食べ、特にアブラムシを好む。
 また、草の種子なども食べる。